「帝銀事件」における歯科医犯人説と「琺瑯質」と「エナメル質」


 AS20171030005013_comm.jpgとにもかくにも帝銀事件は真相に迫れず平沢貞通は獄死で形式
的には終わった。もちろん、あの帝国銀行椎名町支店に現れた殺
人犯が平沢である可能性はない。警視庁は複数犯の複合的犯罪を
単独犯と決めつけて真相を取り逃がすことがママある。三億円事
件がそうだが、この帝銀事件も平沢単独犯説で、もちろん検察も
そうだったから真相を取り逃がし、真犯人を取り逃がしたのだが。
ただ金の出所を明確にしなかった平沢は自殺行為だったにせよ、そ
こには何かあった、帝銀に現れたのは平沢ではない、行員だった
生き残った村田正子が「全く年代が違う、全然別人だ」と断言し
ている。だが日本の警察、検察は「平沢単独犯でいこう」となる
と、真実を踏みにじってもそれで突っ走ってしまう。稚拙な未遂
事件が二件あったが帝銀に現れたご本尊とは明らかな別人である
。皆その役割を意識せぬまま利用されていたのである。

 帝銀事件に書かれた本で一番優れていると思うのは和多田進の
「ドキュメント帝銀事件」で歯科医主犯説で極めて説得力がある。
昭和30年代、その歯科医、奥山庄助(仮名)と帝銀事件生き残り行
員を面通しさせたら、あまりにているので行員が驚愕絶句、した
そうである「一番似ている!」

 もう詳しく駆けば際限がない。ただ帝銀事件について書かれ
た、いかなる本にも指摘されていないことを書いておきたい。
歯科医主犯説の大きな決め手である。

 そもそも「この薬を飲むと琺瑯質をおかすしますから」など
という口上は歯科医療関係者しか口にする可能性はない。これ
がまず第一だが「琺瑯質」という言葉である。「エナメル質」
の古い言い方が「琺瑯質」ではないのである。この点はなか
なか気づかれにくいが重要である。

 和多田進氏もこれには言及していないと言うか、想像もし
ていなかったのだろうが。

 ★琺瑯質(ほーろーしつ)という歯科用語は現在の東京歯科
大學、その前身の東京歯科医専の出身者、その系列の者しか
絶対に使わない。

 ★他の歯科学校、大學の系列をでたものは「エナメル質」と
必ず言う。東京歯科医専、東京歯科大の系列が「琺瑯質」また
歯肉を「歯齦」と奇妙な言い方をすることを知っているからで
ある。それへの反発もあって絶対に他の系列の歯科医は「琺瑯
質」とか「歯齦」という言葉は使わない。歯科医養成をやらない
大学医学部のその関係は除く。

 私も高齢の歯科医などに聞いてみたが東京歯科大以外の系列
の歯科医は戦前から必ず「エナメル質」といっていた。

 ★だから帝銀椎名町支店に現れた男は東京歯科医専を出てい
る歯科医と特定できる。奥山庄助は卒後も東京歯科医専に残っ
ていてその性格の異常さは指摘されていたという。

  またいかなる帝銀事件関連にも書いていないが、第一液
を飲ませ得る前にその入っている容器を「振った」という。
この刺激的薬剤が歯科ではありふれた使用薬剤ならその刺激
性は当然出し、例えば刺激的なクレオドン的、クレオソート
含有なら、

 クレオドンは水に入れでも混じらない、水と遊離して浮い
ている。だから「奥山庄助」は容器を振って混ぜた、と考え
れば全て説明できる。これは実際に事件してみて容易に判明
したことだ、私が。

 その奥山庄助は最後の三人の重要参考人として取り調べを
受けたと和多田の本に書いてある。奥山は逃げ切り、平沢は
弱みを握られていたのか、真相を話す事無くあえて獄死を
選んだ。真犯人でない、ただ協力者で利用された、と正直に
いえばよかったのだが、そこになにか弱みがあった、生涯獄
中にいてもやむを得ない、という。

 もう謹製の真犯人!決定は覆せないにせよ、事実はそうで
ある。

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